あらすじ
狂言《梟山伏 ふくろうやまぶし》
弟が山から帰ってきてから、どうも様子がおかしい。これは物の怪(妖怪)に取り憑かれたに違いないと考えた兄は、山伏(修行者・祈祷師)のもとを訪ねて、弟を診てもらいます。すると、弟は突然、奇声をあげ始めて…? 童話のような、奇想天外な展開を見せる一曲です。
狂言《清水 しみず》
遠い清水(湧き水)まで茶会で使う水を汲みに行くよう主人から命じられた太郎冠者(使用人)。しかし冠者は、清水に鬼が出て襲われたと嘘をつき、主人の手桶も捨ててしまいます。すると主人は自ら取り返しに行くというので、慌てた冠者は…?
出演
解説 高野和憲
狂言《梟山伏 ふくろうやまぶし》
山伏 深田博治
兄 内藤連
弟 飯田豪
狂言《清水 しみず》
太郎冠者 野村萬斎(のむら まんさい)
能楽師狂言方和泉流
二世野村万作(人間国宝)の長男
重要無形文化財総合指定保持者
主 高野和憲