演目
狂言《仏師 ぶっし》
家に堂を作ったものの、本尊の仏像を用意できていない田舎者が、都へ仏師を探しに行く。往来を大声で探し歩いていると、都のすっぱ(詐欺師)が真仏師(正統派の仏師)と名乗って近づく。すっぱは口で出まかせで田舎者を信用させ、結局すっぱは、等身大の吉祥天女の像を明日までに作る約束をするが……。
妙なところもありつつ理屈が通る詐欺の話術を、滑稽に描いた素朴な狂言。面をかけることで、人間以外の者に化けて見せる表現も狂言らしいところです。
狂言《蝸牛 かぎゅう》
修行を積んでの帰り道の山伏が、竹やぶの中で一寝入りしている。そこへ主命で、長寿の薬になるというカタツムリを探しに来た太郎冠者が出くわす。しかし太郎冠者はカタツムリがどのようなものか知らず、「頭が黒く、腰に貝を付け、時には角も出す」とだけ聞いているものの、どんなものか知らないまま、探していたのですが……。
全体としては太郎冠者の失敗談ですが、深刻ではなく、むしろ童話にありそうな物語。後半の謡も楽しい内容になっています。
出演
狂言《仏師 ぶっし》
すっぱ 野村太一郎
田舎者 石田淡朗
狂言《蝸牛 かぎゅう》
太郎冠者 野村萬斎
山伏 野村裕基
主 内藤連
野村萬斎(のむら まんさい)
能楽師狂言方和泉流
二世野村万作(人間国宝)の長男
重要無形文化財総合指定保持者
野村太一郎(のむら たいちろう)
能楽師狂言方和泉流
故・五世野村万之丞(八世野村万蔵を追贈)の長男
チケットキャンセルについて
公演1か月前(9月12日)までは、キャンセルを受け付けます。
また、下記の場合、ご来場をお控えいただくようお願いいたします。
①発熱(平熱より1℃以上、もしくは37.5℃以上)、咳、呼吸困難、全身の倦怠感、のどの痛み、鼻水・鼻づまり、味覚・嗅覚の異常、関節痛・筋肉痛、下痢、吐き気・嘔吐の症状
②新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある場合。
③公演前の14日間に、新型コロナウイルス感染症が引き続き拡大している国・地域から日本に入国された方。
※該当の国・地域は厚生労働省「入国拒否対象地域」に従います。
上記①~③の理由によりご来場いただけなくなった場合、公演日3日前から当日にご連絡をいただきましたら、チケット代金を払い戻しさせていただきます。
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