移りゆく四季の風情を背景に、食と芸術の融合の場として生まれた「三田屋本店-やすらぎの郷-」は、世界で初めて本格的な能舞台を備えたステーキレストランです。
レストランの客席正面にしつらえた「有馬能楽堂」では、昭和62年(1987年)4月30日の舞台開き以来、一流の出演者による能・狂言を定期的に上演。お食事とともに、能舞台に繰り広げられる幽玄・幻想の伝統芸能をお楽しみいただいております。
充実したやすらぎの時間を、三田屋本店でお過ごしください。
有馬能楽堂 狂言公演
10月12日(火)17時30分開演
■席種と料金
・特別さじき席(公演の日だけの特別なお食事・お土産付き)20,000円 ※完売
・レストラン席(後日ご利用可能なお食事券・お土産付き)12,000円
■演目と出演者
狂言《仏師 ぶっし》
家に堂を作ったものの、本尊の仏像を用意できていない田舎者が、都へ仏師を探しに行く。往来を大声で探し歩いていると、都のすっぱ(詐欺師)が真仏師(正統派の仏師)と名乗って近づく。すっぱは口で出まかせで田舎者を信用させ、結局すっぱは、等身大の吉祥天女の像を明日までに作る約束をするが……。
妙なところもありつつ理屈が通る詐欺の話術を、滑稽に描いた素朴な狂言。面をかけることで、人間以外の者に化けて見せる表現も狂言らしいところです。
[出演]
すっぱ 野村太一郎
田舎者 石田淡朗
狂言《蝸牛 かぎゅう》
修行を積んでの帰り道の山伏が、竹やぶの中で一寝入りしている。そこへ主命で、長寿の薬になるというカタツムリを探しに来た太郎冠者が出くわす。しかし太郎冠者はカタツムリがどのようなものか知らず、「頭が黒く、腰に貝を付け、時には角も出す」とだけ聞いているものの、どんなものか知らないまま、探していたのですが……。
全体としては太郎冠者の失敗談ですが、深刻ではなく、むしろ童話にありそうな物語。後半の謡も楽しい内容になっています。
[出演]
太郎冠者 野村萬斎
山伏 野村裕基
主 内藤連
レストラン席はまだございますので、この機会に是非ご覧くださいませ。
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