高砂染は、現在の高砂市や姫路市で作られた、能《高砂》の世界をモチーフにした染物。高砂にある相生の松をイメージした柄を影絵のように染め出した模様が特徴的です。
江戸時代には姫路藩の特産品として、幕府その他に贈り物として広く贈られましたが、残念ながら約100年前に絶えてしまいました。
しかし昨年、高砂市の企業「エモズティラボ」が、クラウドファンディングを活用して高砂染を復刻しました。
来月の能《高砂》公演の前に、今月25日(土)から6月23日(日)の期間、その復刻高砂染や貴重な江戸時代の高砂染の古布や狂言装束が三田屋本店の店内数ヶ所に展示されます。
高砂染の着物で、寿ぎの空間となる三田屋本店。6月には能《高砂》関連イベントも複数回開催しますので、あわせてご来店くださいませ。