今年のゴールデンウィークに開催する「春のコンサート」。
その最終日5月1日(水・祝)に御出演いただきますのは、神戸を拠点に活動され、クラシックからジャズやポップまで吹きこなすトロンボーン奏者の亀井玲司さんです。
今回は亀井さんに演奏していただく、トロンボーンについて紹介いたします。
そもそもトロンボーンの語源は、トランペットを意味するイタリア語「tromba」に、大きいを意味する「-one」がついたもので、「大きなトランペット」という意味です。
ラッパの系統の楽器は、古代エジプトや聖書などにも登場する大変歴史の古い楽器ですが、トロンボーンは、スライド式のトランペットから15世紀ごろに派生したといわれています。
ほかの管楽器が近代以降、複雑な構造になっていったのに対して、トロンボーンは15世紀ごろから基本的な構造は変わっておらず、現代にいたるまでの長い間、「温かな」と称されることもある落ち着いた音色で、人々を楽しませてきました。
そんなトロンボーンが奏でる、深く柔らかい落ち着いた音色を聴きながら、生涯忘れることのない、記念すべき令和最初の夜をお楽しみください。
亀井玲司さんの御出演予定
「春のコンサート」
令和元年(2019年)5月1日(水・祝)
18:00~18:30、19:15~19:45